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駅に向かう道すがら、昔ながらのぱんじゅうの看板が目にはいりました。

「残念!3個しかないわー」
「3個でも いいよー」
「写真撮っていい?」
「いいよーだけど早くしてくれ。
一人でやってるんだから、急いで次のを焼かなきゃなんないだ。一人で60年もやってるんだよ!」

「ここが本店ですかー」
「ちがうよ!他は真似してるんだ!ここはここ!」
「そうなんですかー!」
「あんこが熱いから気をつけて食べなさい」「はーい」

高齢で乱暴な言い方だけど、優しくて蝶ネクタイに品があって、腰が曲がっているけど、歳は聞きませんでした。
「元気で続けていてねーまた来ます。」

経木に包まれたぱんじゅうを一つ、慎重に口に入れながら駅に向かいました。
熱々でカリカリして、甘さ控えめのあんこが、口に広がりました。

さあ!今夜はプールです。